PC(Macbookpro)を家庭用オーブンで焼く
私が大学院生の時から愛用してきたビンテージMacbookproがIllustratorや動画処理をしてGPUに負荷を与えると、急に画面がグチャとなって起動してはシャットダウンを繰り返すカーネルパニックを起こし、ついにはモニターには変な縞々模様があらわれ、使えない日々が続きました。。。。原因を調べると、GPUのハンダクラックが原因のようでした。
それでインターネットで調べると、分解方法が美的な画像で詳細に記載があります。どうも、ロジックボードを再加熱(リフロー)処理して、応急処置的にハンダを今一度温めてクラックの影響をなくそうとする方法をとってます。つまり、GPUのある基盤ごと、オーブンで焼くのです(応急措置的なケアです本格的には専用機械を用いて、GPUを基盤からとり、しっかりとハンダで再加工するのが本来です。)
最初、大丈夫?思いましたが、もう一台持ち運び用のMacもありますから、分解して基盤を取り出し、(温度が高いかなと思いましたが)250℃で11分加熱。コンガリと焼きあがりましたので、熱をゆっくり冷まして、再組み立てしますと。
復活!よかった!何事もなかったように、今の所びゅんびゅん動いてます。
PC内部には扇風機のようなファンがありますが、そこには埃の塊も。熱が逃げにくくなっていたんですね。しっかり熱を逃がすように埃を丁寧にとって、GPUとCPUの表面をアルコールで古いグリスを除去した後、ナノサイズ微粒子で構成された高伝導率のグリスをヌリヌリします!
インテルガジェットで温度計測するとしっかり温度管理されてます!
これまで無駄にブンブン回っていたファンも少々の負荷では無駄に回らなくなりました。
もともと、アップル社のハンダ付けの質が悪い(リコール対象)のですが、ファンの埃やグリスをしっかりケアし、無駄な負荷を与えなければ、クラックの発生を遅らせることもできたかと思います。(なお、基本的に、分解するとアップル社のケアが受けられなくなりますから自己責任で!)
日々のケアが必要ですね。
カビの季節です。エアコンや浴室のケアはオッケーですか。寝室はちっとした布団のフカフカでかなりのホコリが舞います。寝室のエアコンはホコリをためやすいです。埃と水でカビは最適環境です。又、ホコリがたまったまま運転すると、熱交換器やモーターに負荷がかかります。エアコンの性能を発揮し持続的に利用するためには、ケアが必要です。どの業者に頼んでいいのかわからないときは、ご相談に乗ります。各所のメリットをご案内します。
そんな時は、一度ご連絡ください。
加藤
ロジックボードとdGPU
加熱中
分解前のファンとヒートシンクの長年の埃
0コメント